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多文化家族は優先!?韓国の保育園探しと登園初日に準備するもの

海外に住むことになって気になるのは、子供の保育園や小学校のことですよね。

私たちは韓国に移住してきて、早速子供の保育園探しをしました。

言葉も文化も違うのでどんな感じなのか最初は全くわかりませんでしたが、うちの子はすんなり保育園が決まりました。

韓国での保育園の探し方や持ち物など、我が家の場合をまとめてみます。

韓国の保育園事情

韓国では、保育園は 어린이집(オリニチブ)といいます。

直訳すると幼い子の家という意味で、その名の通り幼稚園や小学校就学前の子供が通う場所です。

幼稚園と保育園

韓国には、日本と同じように幼稚園と保育園があります。

内容もほぼ同じ。

幼稚園は、小学校の前段階の集団生活や勉強をするところ。

保育園は、両親が仕事をしていたり長い時間保育してくれるところ。

という感じです。

最近は日本の保育園でもある程度、文字の書き方の授業や英語の時間などちょっとした勉強の時間がありますよね。

韓国の保育園でもサッカーや英語、ダンスなどを取り入れている保育園は多いです!

日本の保育園と韓国の保育園の違いは、日本の認可の保育園は両親が働いていたり保育できない理由がないといれてもらえませんが、韓国の保育園は親が働いてなくても入ることができます。

私も引っ越してきたばかりで仕事はしていないのですが、日本でもずっと保育園に通っていたのと子供は韓国語ができないので少しでも早く環境に慣れた方がいいと思い保育園に通わせることにしました。

国公立の保育園と民間の保育園がある

韓国には、ひとつの街にいくつも保育園があります。

地図で検索するとそこら中に保育園がありますが、実際には国公立の保育園と民間の保育園があります。

日本でも認可保育園と無認可保育園がありますが、それとはまた別のわけ方になっています。

韓国の場合は運営している機関によって料金が違います。

韓国ではやはり国公立の保育園の方が料金も安く、先生たちも公務員なので安心感があり人気があります!

だからと言って民間の私立の保育園が人気がないかというとそういうわけではなく、民間の保育園は大きいところと小さい個人でやっているようなところと差があるため、雰囲気がいいところはやはり人気があるようです。

ただ実際に私立の良い保育園は保育料も高いので国公立できれいなところはなかなか空きがないのが現状です。

韓国での保育園探し

まず韓国で保育園を探すのには登録が必要です。

地域の住民センターに行って、住民登録をしておく必要があります。

(住民登録をしていないと児童手当や乳児保育手当を受け取ることもできません。)

住民センターでの登録が終わったら、インターネットで保育園のサイトに登録して希望する保育園を探しました。

韓国の保育園は「アイサラン」という国でやっているサイトで探すことができます。

サイト内でどうやって保育園を検索したかというと、我が家で選択したのはこの条件です。

  • 国公立の保育園
  • 住んでいる区の名前

要は、家から近い国公立の保育園を探しました。

検索すると該当する保育園の一覧が表示されます。

そこには、送迎バスの有無待機児童の数保育園の評価などが書いてあります。

その中で夫は家から近いところを2つ申請していました。

実際にいくつか見学に行ってから申請すれば良いのですが、空きが出ない限りはすぐには入れないので少し時間がかかるかもとのことでした。

その間に少しずつ保育園を調べてみようと思っていたのですが…

なんと、申請した保育園から「入れますよ」と直接電話がかかってきました。

そこの保育園、サイトの表示では待機児童が100人以上とあったので本当にびっくりしました!

連絡をもらってすぐに子供と一緒に見学に行き、良さそうだったのですぐに入園を決めました。

多文化家族は優先順位が高い

韓国の保育園も日本と同じようにポイント制になっています。

ポイントが高ければ高いほど優先順位が高くなります。

ポイントが高いのは、国際結婚の家庭(多文化家族)、共働きの家庭子供が3人以上の家庭などです。

詳しくわかりませんが収入も関係があると聞いたこともあります。

推測ですがうちの子が優先して入園できたのは以下の条件からだと思います。

  • 多文化家族(母親が外国人)
  • 兄弟が3人以上
  • 移住したばかりで収入がない
  • タイミングが良かった

住んでいる地域にもよりますが多文化家族は結構優先していれてくれるみたいです。

多文化家族で優先順位が高くても保育園に空きがないと入れないので、翌日に電話が来たのはよっぽどタイミングがよかったんだと思います。

保育園の見学

保育園の見学は、直接保育園に連絡をすれば予定を合わせていくことができます。

韓国の保育園は、比較的融通が利くので「今日でも明日でも良いですよ」と行ってくれるところが多いようです。

私が連絡した時には「16時以降ならいつでも良いですよ」と言ってもらえたので当日に行きました。

見学自体は日本の保育園と変わらなかったです。

園内を見て回ったり保育内容を説明してくれたりという感じでした。

ちなみに子供が行った保育園で入園に当たって支払う金額は全部で88000ウォンでした。

内訳はこんな感じです。

  • 通園カバン 27000ウォン
  • 園のジャージ 55000ウォン
  • 名札 1000ウォン
  • 名簿 5000ウォン

カバンや体操服も込みだったので良かったです。

日本で必要だった帽子や防災頭巾、お道具箱のセットなどはありませんでした。

(園によると思いますが)

韓国の保育園に初登園

韓国に保育園に初めて登園する日のこと。

普通なら4歳の子は一人で登園すると思いますがうちの子は韓国語が全くできないため初日は夫(韓国人)と一緒に登園しました。

韓国の保育園は大体みんな9〜10時の間に登園するそうなんですが、しっかりした時間は決まっていません。

9時半ぐらいに行きますとだけ伝えて終わる時間は未定のまま登園していきました。

結局初日はお昼頃帰ってきましたが、比較的自由に登園・降園して良いみたいです。

担任の先生から用意してくださいと言われたものはこちらです。

  • 手拭きタオル(ループ付きのもの)
  • 歯ブラシ
  • 歯磨き粉
  • うがい用のコップ
  • 給食のお皿
  • 水筒
  • お昼寝布団

これだけです。

日本の保育園に通っていたのでとても少なく感じました。

日本になかったのは、給食のお皿です。

韓国のスレンレス給食トレイ

ステンレスのものが多く大型のスーパーなどで買うことができました。

また韓国のお昼寝布団は、日本のより薄くて軽いものが多かったです。

日本の保育園と韓国の保育園の違い

これはあくまでうちの子が通っていた日本の保育園と今通っている韓国の保育園の比較になってしまいますが、いくつか違う点があるので書き出してみます。

洋服の制限がない

日本ではフード付きの洋服や紐がついたズボンなどは危ないので着てこないでくださいと言われていましたが、韓国ではそういった決まりはありません。

親が考えて自由に着せていけば良いそうです。

決まりがない分楽ではありますが、私は今まで通り安全第一で動きやすく着脱しやすい服で行かせるつもりです。

特別授業は別料金

日本の保育園でも外部から講師をよんで英語や体操、スイミングなどの授業を受けることができていました。

しかも日本では保育料に含まれていてクラスの子全員が参加せきるものでした。

しかし韓国の場合は、外部講師による特別授業は別料金です。

希望者だけ追加料金を払って受けることができます。

うちの子の保育園では、英語、数学、科学などがありますが、希望しない子はいつも通り担任の先生と遊んでいるそうです。

外遊びの時間が少ない

これは園の方針にもよると思いますが、韓国は土地が少ないためマンションの1階やビルの中に保育園が入っていることが多いです。そのため園庭がない保育園が多いです。

体を動かす場合には、室内の広い部屋か屋上、または近くの公園に行って遊んだりするそうです。

日本だと幼稚園や保育園は、その土地に園として建物が建っていて園庭があるイメージだったのでその点は少し違いますよね。

もちろん韓国でも、郊外では広い園庭がある保育園や外遊びに力を入れている保育園もありますよ!

うちの場合、日本では雨天以外は毎日お散歩に行ったり園庭で走り回って遊んでいたのですが、今の保育園は園庭すらありません。

外遊びが大好きな子なのでその点はちょっと残念ですが、週に一度広い公園にみんなで遊びにいくそうです!

自由にお菓子を持っていってもOK!

私が驚いたことは、保育園にお菓子を持って行っても良いということ。

初めて登園した息子に感想を聞いたら、「クラスのお友達がお菓子をくれた!」と喜んでいました。

こちらも園によるのかもしれませんね!

韓国の保育園は日本の保育園ほど細かいルールや決まりがないように思います。

そこが楽だと感じる人もいれば、もっと厳しく決まりがあったほうが安心という人もいると思います。

まとめ

韓国での保育園探し。

初めは手探り状態でしたが体験しながらいろいろ理解できるようになりました。

知らない土地で子供を預けるというのは不安もありますが、わからないことは自分で調べたりわかる人に聞いたりしてできるだけ不安要素を減らすことも大事だと思います。

言葉ができないところにいきなり行かせるわけですから、子供が馴染めるかはじめは心配しましたが思いのほか楽しんでいってくれています。

子供の力を信じるのも親の役目ですね。

これから韓国の保育園を探す人の参考になればと思います。

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