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日本と韓国の引っ越しの違い!引っ越し祝いに定番のモノとは?

日本と韓国では、住宅事情や文化など似ているようで違うところがたくさんあります。

今回は、その中でも韓国の引っ越しのことについて、私が韓国で引っ越しをしてみて感じた日本との違いをいくつかまとめてみようと思います。

住宅事情や契約のことについてはこちらにまとめてあります。

韓国で引っ越し!韓国の賃貸と新婚夫婦限定のローンについて

韓国では退去時に掃除をしなくてもいい

驚いたことのひとつめは、家の掃除は退去時にせずに入居時にするということ!

日本では、だいたい退去時に清掃費を払って家を出るのですが、韓国では基本的にそうじは次にに入居する人が行うものという考えだそうです。

もちろん部屋を出ていくときに、ある程度の掃除はするのですがピカピカになるまではしません。

契約金や保証金にも清掃費は含まれていないので、次に入居する人が自分で掃除をして入居するかもしくは実費で清掃サービスを頼んできれいにしてから入居するというのか普通です。

(なかには家主さんが壁紙を張り替えたり、掃除もある程度きれいにしてくれる場合もあります)

引っ越しする時に、はしご車を使う

韓国の引っ越しでよく見かけるのが、はしご車。

日本と違い高層マンションが多い韓国は、エレベーターではなく窓から荷物を運ぶため、はしご車を使って引っ越しをすることがよくあります。

たくさんの世帯が住んでいるマンションなので引っ越しでエレベーターを占領してしまうと、他の住民に迷惑がかかりますよね。

はしご車が利用できる階数や場所は限られていますが、引っ越し専門の業者さんが来てくれるのでとても早く荷物を出すことができます。

基本的に引っ越しは業者に依頼する

日本でも引っ越し業者さんはたくさんありますが、韓国では基本的に引っ越しの梱包から運搬まですべて業者に依頼することが多いです。

韓国では「ポジャンイサ(포장이사)」というのがあり、今の家から新しい次に住む家にまるごと引っ越しをしてくれるサービスがあります。

ポジャンは包装する、イサは引っ越しという意味です。

大きい家具から引き出しの中の小物まで、全部荷物をまとめてくれて、次の家に運んでくれます。

家具家電の設置や収納から掃除まですべてしてくれるので、次の家ではそのまますぐに生活することができるんです。

引っ越しする本人は「ポジャンイサ」を依頼すれば、なにもしなくても引っ越しを完了することができます。

このポジャンイサは、家の広さや距離、荷物の量にもよりますが、十万円ぐらいから依頼可能だそうです。

もちろん自分たちで引っ越しをする人や大きい荷物だけ運搬依頼する人もいますが、最近は引っ越し業者に依頼して引っ越しすることがほとんどです。

韓国の引っ越し屋さんは本当に仕事が早いので、自分たちでやるよりもスムーズに引っ越しを終えることができます。

引っ越しの吉日は「손 없는 날(手のない日)」

日本でも引っ越しは、大安吉日がいいとされていますよね。

韓国での引っ越しに良い日は、「손 없는 날(ソンオンヌンナル)」といわれている「手のない日」が良いと言われています。

これは、陰暦の0と9がつく日なのですが、疫病神がいない日とされているんです。

なので韓国のカレンダーには、この日に「引っ越しの日」と書かれていることも。

この日は、引っ越しをするのに縁起のいい日とされているので引っ越し業者の値段が高くなったり人気があり予約がなかなか取れないことも多いですよ。

引っ越しの日は「ジャージャー麺」を食べる!

日本でも引っ越しそばがあるように、韓国では引っ越した日に짜장면(ジャジャンミョン)を食べるというのが一般的です。

引っ越しをするとバタバタしたり、疲れていて、引っ越し当日からいきなり新居で料理をするのは大変ですよね!

そのためほとんどが、出前(ペダル)をしてジャジャンミョンを食べます。

ドラマでも見たことがある方も多いのではないでしょうか。

引っ越し祝いにはトイレットペーパー!

私が初めて引っ越し祝いにトイレットペーパーをプレゼントすると知った時は驚きましたが、韓国ではこれが当たり前!

引っ越し祝いの定番のプレゼントは、トイレットペーパー洗剤だそうです!

これにはちゃんと意味があって、トイレットペーパーのスルスルと紙がほどける様子から「物事がうまくいくように」という意味が込められ、洗剤の泡がブクブクひろがる様子から「財産や幸せがふくらみますように」と意味だそうです!

意味を知れば納得!韓国での引っ越しパーティーや引っ越し後の初めての訪問の際にぜひ手土産に持って行ってみてくださいね。

家探しの内見の時に前住人と遭遇!

そして最後ですが、引っ越し前に気になったことがひとつ。

家を探すときに物件の内見に行くんですが、基本的にまだ人が住んでいる家に見に行くことがほとんどです。

日本ではだいたい前の人が退去した後の物件を見に行くことが多いと思いますが(まだ住んでいる場合はまだ住んでいるので見れませんと断られることがほとんどですよね)韓国では違います。

人が住んでいる家にアポを取って見せてもらいに行きます。

家にいないときには、不動産屋さんが許可を取って留守の間に内見することも。

なので、家がどのように使われているか、どんな人が住んでいたか、など知ることができます。

実際に人が住んでいるので気になることがあれば直接住んでいる人に聞くことができるのがメリットです。

逆に引っ越しをするので、今の家を出たいとなると、今度は住んでいる状態で家を見に来る人がいるわけなので、随時そうじをしたり家を片づけたりしなくてはいけません。

まとめ

韓国での引っ越し!いかがでしたか?

実際に自分か体験するまで知らなかったことが多かったです。

韓国人は日本人よりも引っ越しする回数が多く、しょっちゅういろんなところで引っ越しをしているイメージです。

もし韓国で引っ越しすることがあればぜひ参考にしてみてください。

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