韓国人の夫と結婚して日韓夫婦になった私たち。
今では3人の子供がいますが、子供が生まれる前から子供の国籍のことについては夫婦で話し合っていました。
韓国国籍の夫と日本国籍の私
子供は日韓のハーフということになります。
ハーフの子供の国籍はどうするのか?
住んでいる国や親の考え方によって国籍を選ぶことができます。
日本の法律
日本では、お父さんかお母さんが日本人の場合は生まれた子供は日本の国籍を取得することができます。
(これを父母両系血統主義と言います)
なので私が生んだ子は出生届を出せば日本人として登録することができ日本の国籍になります。
ただ、日本の国籍法では多重国籍は認められていないため22歳になるまでに国籍の選択をしなければなりません。
それまでは国籍を留意することができるため、二重国籍も認められています。
22歳以降は、自分の意思で外国の国籍を希望した場合は日本の国籍は失うことになります。
二重国籍の保持者が22歳までに国籍を選択しなかった場合は、法務大臣から国籍選択の催促が届きそれでも選択をしなかった場合は日本国籍が失われるとされています。
韓国の法律
韓国も日本と同様、父母両系血統主義とされているので
韓国国籍のお父さんまたはお母さんから生まれた子供は韓国国籍を取得することができます。
韓国も以前までは日本と同様、複数国籍を認めていませんでしたが、平成23年に国籍法の改正があり一部複数国籍が認められるようになったそうです。
ただ、韓国では現在も男の子には兵役義務があるので一般的には満18歳になる年の3月31日までに国籍を選択する必要があります。
二重国籍者は、18歳までに韓国国籍を選択すれば軍隊に行くことになり、韓国籍を離脱すれば兵役義務はなくなるということになります。
日韓ハーフの場合
日韓ハーフの場合は、日本と韓国の法律により生まれた時には日本と韓国どちらの国籍も取得することができます。
二重国籍が可能ということですね!
しかし日本の法律と韓国の兵役義務により
女の子は22歳になるまでに
男の子は満18歳になる年の3月末までに
国籍を選択しなければいけません。
実際には重国籍を維持するというグレーなやり方もあるそうですが
あくまでグレーな部分なのでなんとも言えません。
(場合によっては日本の国籍が自動的に消えてしまう場合も)
日韓ハーフの場合は、生まれた時に二重国籍にするとこういった国籍の選択の問題がありますが
親の考え方によっては初めからどちらか一方の国の国籍のみ取得することもできます。
最初から国籍を決めておけば将来選択する必要は無くなりますよ!
ただ住んでいる国の国籍は持っていた方がもちろん生活には有利なことが多いですよね!
二重国籍の場合はパスポートも2冊作れるので便利なことも多いです。
国籍の選択
国籍の選択は、結構センシティブで大きな問題だと思います。
私たちは、子供を二重国籍にしていますがいずれは選択しなければいけない日が来ます。
もちろん子供の意見を尊重するつもりでいるので、将来子供が自分の意思で選ぶことになると思います。
子供の国籍の選択の背景には、住んでいる国や家族の考え方が大きく関わってくるはずです。
親としてはそれまでにどちらの国の言葉も話せるようなること、日本と韓国の文化をできるだけ教えて体験させてあげたいなと思います。
(グローバルな視点からもみることが出来るとさらにいいですよね)
私たち親の考え
今は子供がまだ小さいので国籍の問題についてじっくり考えることはほとんどありませんが、選択の時はいずれきます。
その時は、親としても慎重に考えなければいけないですよね。
最初から国籍が決まっていれば選択しなくてもいいので、子供に重要な選択をさせるのは心苦しいと思うこともあります。
国籍についてはあくまで子供の意見を尊重すつもりでいます。
夫は軍隊を経験しているので、男の子は軍隊に行かせたくないと言っていますが。
息子の意見はどうなるかわかりません。
韓国で生活するなら、韓国国籍の方が何かと便利ですよね。
日本人の私としては日本国籍にしておいてほしい気持ちがありますが、押し付けるつもりはありません。
その時の環境や今後生活する場所によっても必要な国籍は変わってきます。
国籍選択の時期が来るまではじっくり考えたいと思います。
まとめ
現在日本では重国籍は認められていませんが、海外では多重国籍が認められている国もあります。
グローバル化してきている近年。
日本の法律も変わって欲しいなと思います。
国際結婚で生まれたハーフの子供の国籍。
我が家は、日本と韓国ですが生まれた国によってはその国の国籍をもらえることもありますよね。
海外で生まれた子供の国籍について日韓ハーフの場合は悩ましい部分もありますが、今後も考えていきたいところです。