日本人と韓国人が結婚する割合は年々増えてきています。
日本人と韓国人といっても、日本人男性が韓国人の女性と結婚する確率より日本人女性が韓国人の男性と結婚する割合の方が断然多いです。
韓国人の男性は日本人の男性よりも気がきくし、体づくりもしっかりしている人が多いので日本人女性からみたらとても魅力的かもしれません。
最近、流行りの韓国ドラマや韓流アイドルをみてときめく人も少なくないはずです。
しかし、実際に国際結婚をするとなるといろんな問題が生じます。
もちろん国際結婚をしてずっと仲良く暮らしている日韓夫婦もたくさんいるので、国際結婚が悪いとは言いませんがそれなりの覚悟は必要だと思います。
わたしが実際に韓国人と結婚して感じたことを含め、国際結婚をする前に知っておいてほしいことをまとめてみます。
文化の違い
日本と韓国は隣同士で距離も近いですが、文化や歴史は大きく違います。
(あくまで個人的な感想です)
もちろん床での生活や漢字を使う箸を使うなど共通するところも多いですが、考え方や人との距離感など日本と違うなと感じることはたくさんあります。
食事のマナーは違うし食文化も似てるようでやはり違いがあります。
外国人と結婚するということはお互いの文化を理解して受け入れていかなければいけません。
ただ、結婚後に揉める問題として多いのはお金のこと。
日本人は世界からみても貯金額が多く、将来のために貯めておこう。何かあったときのために貯金しよう。と考えるひとが多いです。
それに比べて外国の人は困ったら使う。あれば使う。なんとかなる。という考えの人も少なくありません。
そこで考え方の違いや価値観の違いが生じてストレスになることも。
その辺りは結婚前に確認しておくといいかもしれませんね。
言葉の壁
次に言葉の問題があります。
共通してお互い意思疎通できる言語があればいいですが、言葉のレベルの違いやちょっとしたニュアンスで聞き間違い言い間違い、または受け取り方の違いなど問題が生じることがあります。
普段は問題なく通じていてもちょっとしたことで言葉の壁を感じることはあるかもしれません。
国際結婚をするぐらいなのである程度は大丈夫だと思いますが、そのちょっとしたミスをカバーできるだけの関係性は必要です。
お互いに思いやりを持って接することができれば言葉の壁は乗り越えられると思います。
外国に住むということ
国際結婚をして夫婦が一緒に住むにはどちらかがあるいは二人とも外国に住むということになります。
居住国も重要な問題になります。
日本人が韓国に住むにしても韓国人が日本に住むにしてもどちらかは、家族と離れて住むことになります。
日本と韓国は近いので距離的には日本国内の東京と北海道に住むのと同じぐらいかもしれませんが、国が違えば文化も法律も違います。
世界の情勢によっては離れて暮らす親となかなか会えなくなることも。
国際結婚する人の中には外国に住んだ経験がある人も多いと思いますが、相手の国に住むということは我慢することが多くなりそうです。
自国に来てくれる妻(夫)が快適に過ごせるように配慮することが大切です。
歴史のこと
韓国と日本はさまざまな歴史の問題があります。
政治的にも決して両国な関係とは言えない状態ですよね。
国同士が解決しようとしてもなかなか和解が難しいこの歴史の問題や社会の問題。
個人で歴史のはなしをしても埒が明かないです。
私たち夫婦はお互いに歴史の問題でじっくり話し合ったことはないし、今後も話すつもりはありません。
ただ今でも韓国では学校で反日教育が行われていることや世の中には反日の人や嫌韓の人はたくさんいることは知っておくべきだと思います。
今ではKPOPや韓国ドラマが人気ですが、高齢者の方が韓国に対して昔の印象のままの人が多ように感じます。
子供のこと
日韓夫婦の間に生まれた子はどちらの国にも出生届を出すことができます。
日本も韓国も多重国籍は認められていませんが、子供の場合は国籍を留意することができるので二重国籍が認められています。
また、子供のための条約として「ハーグ条約」というのがあり韓国も日本もハーグ条約に加盟しています。
ハーグ条約とは子供の連れ去り禁止の法律です。
韓国で結婚生活を送っている家族が、夫婦間に問題が生じて子供を連れて勝手に日本に帰るとこの法律に引っかかります。
どちらが悪いにせよ、〝子供を生活拠点の国から無許可で外国に連れ出す〟というの連れ去りの問題になります。
結婚前にこういった問題は考えにくいですが、子供の連れ去りの条約があるというのは知っておいたほうがいいと思います。
終わりに
インターネットで【韓国 結婚】などと検索すると嫌韓の人の書き込みなどが多くヒットして韓国人との結婚はありえない。オススメしない。などの書き込みが多いです。
しかし、私は結婚は「人と人」であり血筋や文化は違えど〇〇人だからという理由で人を判断したくありません。
どこの国でもいろんな考えの人がいるし、良い人悪い人はいます。
相手の人格や雰囲気またはその人の家族をみて、結婚できるのか結婚後もふたりでやっていけそうか判断するのが良いと思います。
国際結婚は手続きなど大変なことも多いですが国際結婚ならではの楽しみもあります。
これから日韓夫婦になる方の参考になればと思います。